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更新日:2021.12.21食トレンド デート・会食

名店出身のシェフが腕を振るう、個性派中華の新星|東京 第二弾

中華料理のルーツは北京、四川、広東、上海以外にも地域や調理方法で数多くあります。日本の中華の名店は、本場の味を追求して辿り着いた、いわば日本の中華料理の先駆者的な存在。今回は、その名だたる中華料理の名店で修業をしたシェフが、新しい中華の可能性に挑む、東京中華の新鋭店を厳選して紹介します。

【胡同三喜(フートンサンキ)】『三喜製の前菜4種盛り合わせ』

学芸大学【farm studio♯203(ファームスタジオ 203)】

学芸大学駅に近く、本格中華のクオリティを気軽に楽しめる店

    【farm studio♯203(ファームスタジオ 203)】店内

    カウンター席のみの店内は、カジュアルな雰囲気が漂います

東急東横線の学芸大学駅から徒歩2分。東口商店街の裏手にある学大十字街ビルの2階にある【farm studio #203】。オーナーシェフの濵田さんは、中華料理の老舗【銀座アスター】で修業を重ね、オーベルジュ形態のリゾートホテルを経て2019年に開業。カフェのような気軽さで味わえる本格中華料理を目指しています。

    【farm studio #203】『detox salada(香りのチョイス 葱or山椒)』

    約35種類の食材を盛り込んだ食べるサプリメント『detox salada(香りのチョイス 葱or山椒)』1,320円(税込)

大人から小さい子どもまで喜んでもらえる店づくりを目指す【farm studio #203】。人気メニューは、徳島の銘柄牛を使用したピリッと辛くスパイシーな『阿波匠牛の四川麻婆豆腐』とかむほどに肉汁があふれ出る『餃子(阿波匠豚)』。生野菜やシード、ローストしたナッツ、キノコ、フルーツなどを盛り込んだ『detox salada』も評判です。

祖師ヶ谷大蔵【胡同サンキ】

居心地のいいアットホームな雰囲気の中、三代続く本格的な中国料理を提供

    【胡同三㐂(フートンサンキ)】内観

    個室やテーブル席で、女子会や各種会食にも対応

小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩2分のところにある【胡同三㐂】。シェフの大城さんは【グランドハイアット東京】や【中華香彩JASMINE】で料理の経験を積み、2019年に独立。祖父から引き継いだ伝統の味を再現しながらも、自身のオリジナリティーをプラスし、幅広い年代に愛される「優しい中国料理」を追求しています。

    【胡同三㐂】『三㐂特製の前菜4種盛り合わせ』

    その日のおすすめをセレクトした『三㐂特製の前菜4種盛り合わせ』2,480円 ※写真は2名様分

肉団子店を切り盛りしていた祖父がつくっていた『おじいちゃんの肉団子』は、お店を代表する一品。祖母の秘伝のレシピと祖父の技が結集した味は絶品です。また、シェフが幼少時代に父がつくっていた『大城さん家の焼き餃子(5個)』も人気の一品。中国の家庭的な優しい中華料理が楽しめるアットホームなお店です。

白金【蓮香(レンシャン)】

中国各地に伝わる田舎料理や家庭料理など、未知の味が楽しめる店

    【蓮香】内観

    天井が高く開放感のある店。肩肘張らず自由なスタイルでくつろげます

地下鉄白金高輪駅から徒歩10分の住宅街にある【蓮香】。シェフの小山内さんは老舗の【銀座アスター】、渋谷の名店【月世界】を経て、麻布十番で料理長として【ナポレオンフィッシュ】を立ち上げ、2015年に独立。一省一国といわれる広大な中国を自らの足で渡り歩き、知られざる田舎料理や家庭料理を紹介するお店です。

    【蓮香】の料理

    メニューは5,900円のおまかせコースのみ。必ずお腹いっぱいになるボリュームです

村の食堂で、あるいは辺境の少数民族の街で、自ら食べて感動した料理を日本に帰り再構築。漬物の滋味深い味わいで大豆の甘味が際立つ『発芽大豆ささげ漬物挽肉の炒め』や不思議な食感と香ばしい醤の風味が際立つ『黄金幸菜と蝦の台湾エシャロット醤炒め』、麻辣風味がクセになる『鉢鉢鶏(はちはちどり)』など、どれも未知の味です。

四ツ谷三丁目【の弥七】

中華料理と和食の異なる魅力を融合するシェフ渾身の和風中華料理

    【の弥七】内観

    従来の中華料理店にはない、落ち着きのある和の雰囲気

地下鉄四谷三丁目駅から徒歩5分のところにある【の弥七】。シェフの山本さんは26歳で単身上海に渡り修業。帰国後は三田の名店【桃の木】を経て、2014年に独立。火と油で重層的に旨みを加える“足し算”の中華料理と、素材そのものの持ち味を活かす“引き算”の和食。その両者を融合させた和風中華料理を提供しています。

    【の弥七】の料理

    自家製焼きゴマ豆腐や腸詰、才巻海老の生揚げ、黄金ピータン甘酢がけなど、美しく盛られた前菜

シェフの山本さんが目指すのは、ともに素晴らしい食文化を持つ日本と中国のいいとこ取りで仕上げる、次世代の中華料理。動物性の中華だしに昆布やカツオを加えたスープは、力強い旨みを残しつつ食材の魅力も引き出します。素材選びにも妥協せず、京都風酢豚や中華風鰤しゃぶ、担々麺など、コース料理はどれも絶品です。

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ヒトサラ編集部

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